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木の家は寒いって聞くけど実際はどうなの?寒い理由と事前にできる対策とは

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木造住宅は、温かみのある素材と自然な風合いが魅力的ですが、一方で「寒い」というイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。
確かに、昔の住宅は気密性や断熱性が低く、冬は暖房器具が手放せないほど寒かったものです。

しかし、現代の建築技術は進歩しており、適切な設計と施工によって、木造住宅でも快適な温かさを実現できます。

□木の家が寒い理由とは

木造住宅が寒く感じられる主な原因は、大きく分けて4つあります。

1: 気密性の低さ

昔の住宅は、地震対策や通気性を重視した設計が主流でした。
そのため、壁や窓、ドアなどに隙間が多く、外気が侵入しやすかったのです。

現代の住宅では、気密性を高める技術が進歩し、隙間をなくすことで室内の温度を逃がしにくくなりました。
しかし、築年数の古い住宅や、施工が不十分な住宅では、気密性が低く、外気が入り込みやすいため、寒さを感じてしまうことがあります。

2: 断熱性の低さ

断熱材は、熱の伝わりを抑える役割を果たします。
断熱材の厚みや種類によって、断熱性能は大きく異なります。

昔の住宅では、断熱材が使われていない、または、断熱材の厚みが不足しているケースが多く、冬の寒さをしのぐには不十分でした。

現代の住宅では、高性能な断熱材が使用されるようになり、断熱性能が向上しました。

3: コールドドラフト現象

コールドドラフトとは、窓や外壁から冷気が流れ込み、足元が冷える現象のことです。

室内の暖かい空気が窓ガラスや外壁に接触し冷やされると、冷えた空気は重くなり、下に流れ落ちます。
この冷気の流れが、足元を冷やす原因となります。

特に、窓の断熱性能が低い住宅や、外壁の断熱材が不足している住宅では、コールドドラフトが起こりやすくなります。

4: 空調設備の不備

暖房器具の種類や性能、設置場所によっても、室内の温度は大きく変わります。

昔の住宅では、リビングなど一部の部屋にしか暖房設備が設置されていなかったり、暖房能力が不足していたりすることが多く、室全体を暖められませんでした。

現代の住宅では、高性能な暖房器具が普及し、室全体を効率的に暖められるようになりました。
しかし、古い住宅では、暖房設備が古くなっていたり、適切な場所に設置されていなかったりする場合があり、暖房効率が低下していることがあります。

□寒さを防ぐために木の家でできる対策について

木造住宅の寒さ対策には、さまざまな方法があります。

1: 高気密高断熱化

高気密高断熱住宅は、壁や窓、屋根などの隙間をなくし、断熱材を厚くすることで、外気温の影響を受けにくく、室内の温度を安定させられます。

高気密高断熱化によって、冬は暖房効率が向上し、夏は冷房効率が向上するため、省エネ効果も期待できます。

高気密高断熱化には、いくつかの方法があります。

・窓の断熱性能を向上させる

窓は、家の外気温の影響を受けやすい部分です。
窓の断熱性能を向上させるには、断熱性の高い窓ガラスやサッシを採用したり、窓に断熱シートを貼ったりする方法があります。

・壁や屋根の断熱材を厚くする

壁や屋根に断熱材を厚くすることで、外気温の影響を軽減できます。
断熱材には、グラスウールやロックウール、発泡ウレタンなど、さまざまな種類があります。

・外壁に断熱材を貼り付ける

外壁に断熱材を貼り付けることで、外気温の影響を軽減できます。

2: 防湿層と通気層の設置

高気密高断熱化を行うと、室内の湿気が外に逃げるのが難しくなり、結露が発生しやすくなります。

結露を防ぐためには、防湿層と通気層を設けることが重要です。
防湿層は、湿気を遮断する役割を果たし、通気層は、湿気を外に逃がす役割を果たします。

防湿層と通気層を適切に設置することで、結露を抑制し、住宅の耐久性を高められます。

3: 全熱交換器システムの導入

全熱交換器システムは、換気をしながら室内の温度や湿度を保てるシステムです。

外気を導入する際に、外気中の熱エネルギーを回収し、室内の空気を暖めたり冷やしたりします。

□まとめ

木造住宅が寒い原因は、気密性や断熱性の低さ、コールドドラフト現象、空調設備の不備などが挙げられます。

寒くない木造住宅にするためには、高気密高断熱仕様にすることや、防湿層と通気層の設置、全熱交換器システムの導入などが効果的です。

これらの対策を行うことで、木造住宅でも快適な温かさを実現できます。

快適な住空間を実現するためには、専門家と相談しながら、適切な対策を検討することが大切です。

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