2024/02/27
木の家に住む方の中には、木の家の美しさと温もりに魅了される一方で、寒いことに悩まされることも多いです。
しかし、適切な知識と対策を身に付けることで、木の家であっても快適な室内環境を実現できます。
この記事では、木の家の寒さについてと寒さ対策について解説します。
□木の家と鉄筋コンクリートの家の寒さの違い
木の家と鉄筋コンクリートの家の寒さの違いは、2つあります。
1:気密性の差
木の家は、その構造上、鉄筋コンクリートの家に比べて気密性が低くなりがちです。
これは、木材の結合部分に隙間が生じやすいことによるもので、室内の暖かい空気が外に逃げやすくなっているのです。
しかし、鉄筋コンクリートの家は熱を逃がさないのと同時に、空気が入れ替わりません。
そのため、定期的に空気を循環させるための換気が必要です。
2:断熱性の比較
鉄筋コンクリートの家は、断熱性が低いため、暖房効率が低下しやすいです。
一方、木の家は暖房の熱が伝わりやすいですが、熱が外に逃げてしまい、温度がひくくなりやすいことがデメリットとして挙げられます。
□木の家の寒い場合には対策をしよう!
1:窓の改善
木の家の寒さ対策で最も効果的なのは、窓の改善です。
特にアルミ製サッシは熱伝導率が高く断熱性に乏しいため、アルミ樹脂複合サッシや樹脂サッシへの変更を検討しましょう。
また、複層ガラスの採用も、断熱性能を高める上で効果的です。
そして、窓ガラスを複層ガラスや真空ガラスにしたり、北側の窓を小さくしたりして南側の窓を大きくすることもおすすめです。
2:断熱材の充填(じゅうてん)
壁や床、屋根の断熱材を見直すことも重要です。
特に、屋根断熱や外壁の外張り断熱は、木の家の断熱性能を大幅に向上させます。
断熱材にも多くの種類があるので、厚みや使用箇所によって適当なものを選ぶことが大切です。
3:間取りの工夫
吹き抜けや開放的な間取りは見た目が美しい一方で、熱の逃げ道となりがちです。
そこで、間取りを工夫し、暖めたい空間を効率的に保温できる設計にすることで、寒さ対策ができます。
□まとめ
木の家は、寒いこと関する課題を抱えていますが、適切な対策を施すことで、快適な室内環境を実現できます。
窓の改善、断熱材の充填、間取りの見直しなど、さまざまな方法で冬場の寒さ対策をして、木の家ならではの暖かさと快適さを手に入れましょう。
当社は、ヒノキを使用した木の家づくりをしております。
木の家に興味がある方は、ぜひ当社までご連絡ください。