2021/03/24
「木の家を建てたいけど、仏壇ってどうしたら良いだろう」
このようにお考えの方はいらっしゃいませんか。
木の家に仏壇を置く予定の方へ、仏壇を置く際のポイントを解説します。
この記事が参考になれば幸いです。
□仏壇とは
仏壇について深く考えたことはあるでしょうか。
子供の頃から家にあるもので、あまり意識したことなかったという方は多くいらっしゃるでしょう。
ここではまず、仏壇について理解を深めるために仏壇の起源や意味について紹介します。
*仏壇の起源
仏壇は、家の中の小さなお寺として室町時代から一般家庭に広まっていきました。
その時代の人々の家の中でも仏様に手を合わせたいという思いから普及したのです。
また、江戸幕府が実施した宗教政策で各家庭は檀家になることが義務付けられました。
仏壇はその証でもあり、日本の文化であるお盆やお彼岸などの行事に必要なものとして習慣が定着していったのです。
*仏壇の意味
仏壇は元来から、寺院に行かずとも自宅で信仰する宗派の本尊へいつでも手を合わせられるという目的を持っていました。
それに加えて、現代の仏壇では、先祖に対する供養の意味も込められています。
先祖に対する感謝や敬意を表す場所なのです。
□木の家に仏壇を置く際のポイント
仏壇は日本の文化とともに日常の一部として溶け込み、今では先祖への敬意を表すものとして重要でしょう。
木の家に引っ越してからも問題なく仏壇を置けるように、置く際のポイントについて紹介します。
仏壇を置く際に最も気になるのが、方角でしょう。
しかし、方角に特別な決まりはありません。
どうしても気になる方は西方浄土という考え方にもとづいて、西側に置くのをおすすめします。
また、神棚を同じ部屋に置いてもかまわないでしょう。
ただ、その際には仏壇と神棚を向かい合わせて置かないことがポイントです。
その理由は、どちらかに礼拝している時に、もう一方にお尻を向けることになるため好ましくないからです。
自然条件としては、仏壇が傷んでしまわないように直射日光が当たらない日陰で、風通しがよく、湿気の少ない場所が適しています。
また、冷暖房の風の向きにも注意しましょう。
置く部屋に関しては、特に決まりはありません。
仏間があることが理想ですが、寝室やリビングなどそれぞれの家庭に合わせて置く場所は自由です。
□まとめ
仏壇に関する知識はあまり広まっていないかもしれません。
木の家に引っ越す際に、改めて仏壇の意味を考え適切に設置できたら良いですよね。
この記事をぜひ参考にしてください。