2019/10/26
注文住宅に使う自然素材とはどんな素材で、普通の素材とどう違うのでしょうか。
名古屋で注文住宅に使う自然素材についてご紹介します。
自然素材とは
住宅の建築資材に自然素材を使うと快適な住まいとなり、住む人の健康にも役立ちます。
では自然素材とはどんなものを指すのでしょうか。
通常、建築資材には合板が使われることが多く、薄い板を何枚も貼り合わせていますが、板を接着するのには化学接着剤が使われます。
これがシックハウス症候群を引き起こす原因となります。
住宅の建築に無垢材を使えば、合板と違って化学接着剤を使わないので、健康を害しません。
無垢材は表面が柔らかく弾力があるので、子供が転んでも怪我をする可能性が少ないです。
また、高齢者も転びやすいので、無垢材を使うと子供や高齢者が暮らしやすい家づくりができます。
このほか、内装に漆喰(しっくい)や珪藻土(けいそうど)などの自然素材を使うと、さらに住み心地が改善されます。
漆喰や珪藻土の塗り壁は、職人が手作業で仕上げるので味のある風合いが残ります。また、見た目もよくなる上に臭いを吸収したり湿気を調整したりする作用もあるため、暮らしやすい家になります。
自然素材は適材適所に
ただし、家の中全体を自然素材にするのはよくありません。
無垢材を使ったフローリングは踏み心地がよく快適なのですが、水に弱い性質があるので、水に塗れるおそれのある場所には向いていません。
そのため、トイレや洗面所、風呂場の周辺などには使わないほうがいいでしょう。
いくら無垢材がいいと言っても、水回りには水濡れに強い素材を使うことをおすすめします。
また、無垢材にもいろんな種類があるので、その特性に合わせて用いる場所を選ぶようにしましょう。
こんな自然素材もある
化学接着剤の代わりに米を原料にした接着剤や、柿渋を使った塗料などを使うと健康を害しません。
また、紙や羊毛を用いた断熱材もあるので、工夫しだいでかなりの部分に自然素材を使えます。
まとめ
建築材に自然素材を使うと健康的な住まいとなります。
自然素材とは無垢材のほか、内装に使う漆喰や珪藻土も含まれます。
これらの自然素材には化学物質がほとんど含まれないので、シックハウス症候群などを避けられます。
しかし、一概に家の中すべてを自然素材にするのがいいというわけではなく、水回りには水濡れに強い素材を使うなど、適材適所でその場に合った素材を用いることが大切です。