2020/06/07
「夏は涼しく、冬は暖かい」室内環境を実現できる、断熱機能を備えた注文住宅の人気が高まっています。
ひとえに家の断熱といっても様々な種類があります。
今回は、名古屋で注文住宅をご検討中の方に向けて、断熱機能の重要性と断熱材の種類を紹介します。
断熱性能は住宅の寿命を左右する重要なキーマン
断熱材は家作りの重要なウエイトを占めています。
一般に知られている断熱材の効果として、「外気の温度に左右されず室内を年中快適な温度に保ってくれる」と「外気の熱を遮断して建物内の保温効果を高めてくれる」の2つでしょう。
しかし、断熱材の最も重要な役割は、住宅の気密性を高めてくれることです。
住宅に隙間が減ると、住宅としての断熱効果と換気効率が上がります。
さらに、この気密性能の向上で住宅の寿命が伸びます。
住宅の寿命が伸びる理由は、住宅に隙間が無いことで外部から空気が入り込みません。
湿気を取り込まず結露も起こさないことで、壁の中がカビないからこそ、長く住める住宅になるのです。
断熱材は「住宅の寿命」にも密接な関係があるので、住宅の生命線に大きく作用します。
断熱材の種類と特徴を徹底解説
断熱性能の重要性がわかったところで、次は断熱材の種類を紹介します。
断熱材には、原料の違いで分けて「鉱物系」「石油系」「自然系」の3種類があります。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
鉱物系
鉱物を原料とする断熱材は価格が安く、耐燃焼性があり、防湿防音ができるというメリットをもった断熱材です。
一方で、高い断熱性能を得るためには十分な厚みが必要なことと、施工を丁寧に行わないと隙間ができてしまうという弱点があります。
石油系
主な原料は硬質ウレタンフォーム、ポリスチレンフォームなどです。
「厚さに対しての断熱性能が高い」、「独立気泡構造で、防湿性が他の断熱材より高く、結露防止効果が高い」、「材質によって付加性能が調整できる」、「現場で施工できる(硬質ウレタンフォーム)」、「形状の自由度が高く結露防止効果が高い(ポリスチレンフォーム)」、「形状が板状なので、外張り断熱や床断熱ができる」などたくさんの効果があります。
以前は発泡剤としてフロンを使用しているものもありましたが、現在はほとんどがノンフロン化されています。
難点を挙げるとしたら価格が高いことでしょう。
自然系
自然系は天然素材のものが多く、環境にやさしいイメージがあります。
また、防音材としても使用される材料なので防音性と吸音性を備えています。
しかし、断熱性能に対して割高です。
まとめ
今回は、断熱材の知られざる効果を紹介しました。
当社が採用している外張り断熱は、断熱材で家全体を覆うことで「魔法瓶」のように年中快適に過ごせます。
この記事を読んで興味を持ってくださった方は、お気軽に当社までお問合せください。