2019/05/12
地震や災害に備えて、これから住宅を建てるのであれば構造のしっかりとした家に住みたいですよね。
そこで今回は住宅の工法にはどのようなものがあるのかご紹介していきます。
在来軸組工法とは?
日本古来から伝わるこの工法は、在来工法とも呼ばれ、正確には「木造軸組工法」と言います。
柱と梁と筋違いを組み合わせた丈夫な作りで、増改築もしやすい上、気候風土に最も適した工法の1つとして人気も高く、現在でも日本の住宅では最も多い工法とされています。
また、大部分に木材を使用しているため、木そのものが持つ断熱性であったり吸湿性に優れているといった特徴があります。
また、木造軸組工法は2階建てまでの場合は法律に定められた使用の範囲であれば複雑な計算は必要でなく、簡単な計算によって構造を計画することが可能です。
設計上の特徴として比較的間取りの制限は受けにくいのですが、立体的に複雑な構造にすると法律でできる範疇を超えてしまう可能性が高く、極端に施工が難しくなるため、立体的に複雑なものを望む場合は注意が必要です。
壁工法とは?
壁工法は、フレーム状に組まれた木材に構造用合板を打ち付けた、壁や床で支える工法で、北米の住宅には多く採用されています。
断面サイズが2×4インチの角材を使用することから、ツーバイフォー工法とも呼ばれます。
釘の長さや打つピッチまで標準化されているため、できは職人さんの技量に左右されます。
一方で、構造体が壁のため、プランニングやリフォームの際、在来工法よりも構造上の制約を受けます。
大きな特徴として、耐震性、耐火性に優れていることが挙げられます。
また、面で構成しているため高気密・高断熱にしやすいです。
エストコ独自の工法
骨組みを立ててから壁を作り、吹き抜けや大きな窓をつけて開放的な空間が作れる「在来軸組工法」、面で支え地震などの力を分散させることができる「壁工法」をご紹介しました。
エストコでは、両方の長所を併せ持った「ハイブリッド構造」の木の家を提案しています。
木の粘り強さを生かした在来軸組工法をベースに、地震や台風などの力を分散して受け止めることのできる壁工法の技術を取り入れた工法になっています。
開放的な家にしたいけれど災害に強い家にもしたいという方はぜひお考えになってはいかがでしょうか?
まとめ
以上、住宅の工法についてご紹介しましたがいかがだったでしょうか?
ぜひこの記事を参考にしていただきお役立てください。