2024/07/02
木造住宅は、温かみがあり、自然素材の良さを感じられることから、多くの人に愛されています。
しかし、木造住宅には、アスベストが含まれている可能性があるという側面も持ち合わせています。
アスベストは、吸い込むと健康に悪影響を及ぼすため、注意が必要です。
□木造住宅で使われるアスベストのリスクとその箇所
木造住宅に使用されるアスベストは、建材の種類や製造時期によって、含有量やリスクレベルが異なります。
アスベストは、その発じん性に基づいてレベル1からレベル3に分類されます。
レベル1は発じん性が高く、最も危険です。
レベル3は発じん性が低く、比較的安全性が高いと言われています。
木造住宅で使用されるアスベストは、主に屋根材や外壁材に含まれています。
屋根材では、スレート瓦やセメント瓦にアスベストが使われている可能性があります。
特に、2006年以前に製造された化粧スレートには、アスベストが大量に含まれている場合があり、注意が必要です。
外壁材では、サイディングにアスベストが使われていることがあります。
サイディングは、木造住宅の外壁によく使われている建材ですが、アスベストを含んだ製品も存在します。
アスベストが使用されている可能性のある木造住宅では、解体工事を行う際には、適切な対策が必要です。
アスベストを含む建材を扱う際は、粉塵が飛散しないよう、湿潤化してから解体する必要があります。
解体作業を行う際には、必ず防塵マスクや保護服を着用し、作業現場周辺を適切に囲い込む必要があります。
□木造住宅からアスベストを除去する流れ
アスベストを含む木造住宅を解体する際には、専門会社に依頼することが重要です。
専門会社は、アスベストの含有量を調査し、適切な解体方法を提案してくれます。
また、解体作業に必要な資格や許可を保有しているため、安全に解体作業を進められます。
アスベストの解体作業は、以下の手順で行われます。
・ まず、アスベストの調査を行い、アスベストが含まれている箇所を特定します。
・ アスベストの含有量や種類によって、適切な解体方法が異なります。
・ 解体作業は、粉塵が飛散しないよう、適切な対策を講じて行われます。
アスベストの解体費用は、建物の規模やアスベスト含有建材の種類、解体作業の難易度などによって異なります。
・ アスベスト含有建材の量が多いほど、解体費用は高くなります。
・ 解体作業の難易度が高いほど、解体費用は高くなります。
・ アスベストの解体費用は、1坪あたり3万円から4万円程度が目安です。
□まとめ
木造住宅には、アスベストが含まれている可能性があるため、解体工事を行う際には、専門業者に依頼することが重要です。
専門業者は、アスベストの調査から解体作業、処理まで、安全に配慮して行います。
アスベストは、吸い込むと健康に悪影響を及ぼすため、適切な対策を講じることが大切です。