2024/06/28
自然素材を愛し、無垢材のぬくもり溢れる住まいを実現したい。
そんな方は、日々の暮らしの中で「木の家の手入れってどうすればいいの」 「長く快適に過ごすにはどんなメンテナンスが必要なの」と疑問に思っていませんか。
無垢材の素材感を最大限に活かした家は、年月を重ねるごとに味わいを増し、愛着が深まるものです。
しかし、その美しさを保ち、快適な住空間を長く楽しむためには、適切な手入れとメンテナンスが欠かせません。
この記事では、無垢材の日常的なお手入れ方法から、住宅の寿命を延ばすための具体的なメンテナンス方法まで、わかりやすく解説していきます。
□木の家の手入れは日常的に!
無垢材の床は、まるで生きているかのように、季節や湿度によって表情が変わります。
その変化を楽しむ一方で、適切なケアが必要です。
1: 掃除は簡単
無垢材のお手入れは、特別な技術や知識は必要ありません。
日々の掃除は、掃除機をかけるだけでOK。
クイックルワイパーなどの掃除用品は、ドライタイプを使用しましょう。
ウエットタイプは洗剤が含まれている場合があり、無垢材の表面に影響を与える可能性があります。
2: 汚れは中性洗剤で優しく落とす
どうしても落としたい汚れがある場合は、中性洗剤を水に溶かし、雑巾を固く絞って水拭きします。
ただし、ゴシゴシとこすりすぎると表面を傷める可能性があるので、優しく拭くようにしましょう。
3: 自然塗料とウレタン塗装の違い
無垢フローリングには、自然塗料を使った仕上げとウレタン塗料を使った仕上げがあります。
・自然塗料は、無垢材に浸透して保護する塗料です。
・ウレタン塗装は、表面をコーティングして保護する塗料です。
自然塗料は、ウレタン塗装よりも水気に弱いため、こまめな拭き掃除が大切です。
また、自然塗料を使用している場合は、オイルメンテナンスが必要となる場合もあります。
4: 無垢材の手入れが簡単な理由
無垢材が簡単な掃除で良い理由は、表面にオイルが塗り重ねられているからです。
オイルは、水や汚れをはじき、傷から保護する役割を果たします。
しかし、無垢材の場合、木材の表面に塗られたオイルは、時間とともに空気中に放出されていきます。
そのため、定期的にオイルを補う必要があります。
5: オイルメンテナンスの注意点
オイルメンテナンスを行う場合は、同じメーカーのオイルを使用することが大切です。
異なるメーカーのオイルを使用すると、ムラやシミになる可能性があります。
□築年数別木の家のメンテナンス方法
無垢材の家は、適切なメンテナンスを行うことで、何十年も快適に過ごせます。
ここでは、築年数別に必要なメンテナンスについて解説します。
1: 築5年の住宅
築5年の住宅は、まだまだ見た目もきれいですが、傷や痛みがないかチェックしておきましょう。
・外回りの点検
外壁、屋根、雨どい、排水溝などに異常がないか確認します。
・住宅の電気的設備の点検
電気配線、コンセント、スイッチなどに異常がないか確認します。
2: 築10年~15年の住宅
築10年を過ぎると、経年劣化が目立ちはじめます。
・外回りの点検
外壁の塗装、サッシまわりのシーリング、屋根の塗装、バルコニーや屋上の防水工事、防蟻工事などを行います。
・内部の点検
キッチン、浴室、トイレなどの水回り設備の点検を行います。
3: 築20年以上の住宅
築20年以上になると、本格的なリフォームが必要となる場合があります。
・外回りの点検
外壁の全面的な改修、屋根の葺き替え、雨どい、排水溝の交換などを行います。
・内部の点検
キッチン、浴室、トイレなどの水回り設備の交換、内装の改修などを行います。
4: メンテナンス費用は事前に見積もりを
メンテナンス費用は、住宅の状態や規模によって大きく異なります。
事前に見積もりを取り、予算を立てておくことが大切です。
□まとめ
無垢材の家の手入れは、日常的な掃除と定期的なメンテナンスが大切です。
適切なケアを行うことで、無垢材の素材感を長く楽しめます。
今回の記事が、木の家の手入れとメンテナンスについて、理解を深める助けになれば幸いです。