2023/11/10
木の家の経年劣化は、時間とともに訪れる自然のリズムで、変化の連続です。
木の家ではその変化を肌で感じ、日々の暮らしを楽しませてくれます。
また、木の家の経年劣化はただの劣化ではなく、個性や魅力をより一層引き立てる要素となります。
今回は、木の家の経年劣化の理由と、そうした変化の楽しみ方についてご紹介します。
経年劣化を楽しみたい方、木の家の持つ独特の魅力に興味がある方は必見です。
□木の家が経年劣化する理由とは?
1.紫外線によるリグニンの変性
木の家が経年変化する主要な要因は、光に含まれる紫外線です。
木材の成分であるリグニンは、紫外線を吸収し分解、変性します。
これにより、木の見た目に変化が生じ、色味が変わったり、表面の質感が変わったりします。
これは、自然の力による美しい変化であり、木の家ならではの魅力といえます。
2.自然の力と時間の経過
木の家は、自然素材特有の変化を経験します。
これは、自然科学の神秘ともいえる現象で、時間とともに木材が持つ独特の風合いや質感が増していくのです。
木の家に住むことで、これらの変化を日々感じられ、家とともに時間を重ねる喜びを味わえます。
□木の家の経年劣化は楽しめる!
*味わい深いキズ
木の家は、時間の経過とともに表面にキズがつくこともあります。
しかし、この経年劣化は無垢材に風合いや味を与え、家族の成長とともに価値あるものとなります。
キズ1つ1つには、家族の思い出やストーリーが刻まれており、それを見ることで過ごした時間を振り返れます。
*自然なツヤの出現とその深み
無垢材は、時間の経過とともに自然とツヤが出てきます。
この経年劣化もまた、木の家の魅力の1つです。
時間とともに深みを増すこのツヤは、家が持つ暖かみや豊かさをより一層引き立てます。
*色の変化
木の家は、経年劣化により無垢材の色味が変化します。
また、木の種類や部位によって異なるため、色の変化を楽しめます。
そのため、異なる木材が混在する空間では、それぞれの木材が持つ色の変化を比較して楽しめます。
さらに、これらの変化は、家の中の異なる場所で異なる速度や方向性を持つため、常に新しい発見があります。
これもまた、経年劣化の中での楽しみ方の1つです。
□まとめ
今回は、木の家の経年劣化の理由と、そうした変化の楽しみ方についてご紹介しました。
木の家の経年劣化は、私たちの生活を楽しませてくれる魅力の1つです。
紫外線によるリグニンの変性、味わい深いキズ、自然なツヤの出現など、これらの変化を楽しむことで、木の家とともに成長する喜びを感じられます。
木の家を建てたい方はぜひ参考にしてください。