2022/07/11
木の家とは、文字通り木材でできた家のことをいいます。
ふんだんに木材を使用することで、私たちの暮らしに様々な恩恵を与えてくれます。
そこで今回の記事では、木の家のメリットについて解説します。
木の家を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
□木の家のメリットとは?
木の家には、天然の木材を使用しているからこそのメリットがたくさんあります。
ここでは、木の家の3つのメリットを解説していきます。
1つ目は、調湿効果があることです。
調湿効果とは、室内を快適な湿度で保つために、水分を吸収したり放出したりする働きのことです。
木の持つ調湿効果により、湿気の多い夏場でも快適に過ごせ、冬場でも乾燥した空気を和らげてくれます。
また、湿度を一定に保つことで、結露やカビなどの症状を抑えてくれる効果も期待できます。
2つ目は、断熱性が高いことです。
鉄筋やコンクリートなどの素材と比較して、木は熱を伝えにくい性質があります。
そのため、家全体の断熱性を高められるメリットがあります。
3つ目は、温かみや癒し効果を感じられることです。
木の家には、森林浴と同様にリラックス効果があるといわれています。
この効果には、「フィトンチッド」という木材に含まれている成分が関係しており、気分を落ち着かせる成分によって、癒し効果が期待できるのです。
木の家に住んでいるだけで、森の中にいるかのような安らぎを感じられます。
□木の家は環境にも優しい?
木材を使用することで、「環境を破壊してしまっているのでは」と思われる方もいらっしゃるでしょう。
しかし、木材を使用することは、実は環境保全にもつながっています。
森林の樹木には、「光合成」と「炭素の貯蔵」の2つの役割があります。
樹木は、空気に含まれている二酸化炭素を吸収し、酸素を排出する光合成を行います。
この光合成によって、体内に炭素を取り込み、木材として住宅に使われる間も貯蔵し続けているため、二酸化炭素として排出されることはありません。
傷んだ木材を燃やす際には、二酸化炭素を排出しますが、元は大気中にあった二酸化炭素であるため、増減せずに循環していることになります。
しっかりと管理された森林で、計画的に伐採された樹木を木材として使用し、育林を行うことで森林は再生します。
また、再び質の良い木材を生産できるようになるため、ここには循環型の森林の育成サイクルができているのです。
このサイクルにより二酸化炭素が削減され、地球温暖化を防止できるだけでなく、森林で暮らしている動物たちの保全にも結びつきます。
そのため、木材を使用しながらも、大気中の二酸化炭素を減らせる資源であるといえるのです。
□まとめ
今回の記事では、木の家のメリットについて解説しました。
木材には様々なメリットがあるので、木の家を検討してみてはいかがでしょうか。
家づくりに関する質問や悩みがある方は、ぜひ当社までご相談ください。