2022/05/04
コンクリートや鉄の家が地震に強いというイメージがある方は多いのではないでしょうか。
一方で、木の家はどうでしょうか。
木の家は、地震に弱いのではないかと思っている方が大半でしょう。
そこで、本記事では木の家は本当に地震に弱いのかということについてご紹介します。
□木の家は地震に対して本当に弱いのか？
実は、木の家は地震に対して強いです。
その理由を、鉄・コンクリートと比較することでご紹介します。
家の素材の強度を計る目安として、「比強度(ひきょうど)」と呼ばれる値があります。
これは、素材の強度をそのものの密度で割った値です。
そのため、強度と比強度の値によって地震の耐久性を計れます。
以下、木材・鉄・コンクリートの強度や比強度を3パターンに分けてご説明していきます。
まずは引っ張りに対してです。
これは1位が木材、2位が鉄、3位がコンクリートです。
値を見ると、木材の強度は鉄の約4倍で、コンクリートに対しては約225倍の差があります。
次に圧縮に対してです。
これも1位が木材、2位が鉄、3位がコンクリートです。
値を見ると、木材の比強度(ひきょうど)は鉄の約2倍で、コンクリートに対しては約400倍の強度があります。
□木の家が地震や火災に強い理由をご紹介します。
木の家の素材である木材が地震に強い理由については、先程述べた通りです。
それでは、木材で建てられた木の家がなぜ強いのかについての説明と、実は木の家は火事にも強いということについてご紹介していきます。
木の家が地震に強い理由についてご紹介します。
地震は、重い建物になればなるほど影響を受けやすくなります。
そのため、耐震性が高い家は軽い家でなければなりません。
このことを考えた際に、木の家は建物自体が軽く、強度・比強度(ひきょうど)が高いため、地震に強いということが分かります。
また、木の家は火災にも強いということが分かっています。
恐らく、山火事や木炭というものがあることを知っている方からすると、なぜ木の家が火災に強いのか疑問に思う方が多いでしょう。
しかし、実際に木の家は火災に強いためその理由についてご紹介します。
木材は、燃えやすいというイメージが強いですが、実は燃えているのは表面だけです。
そのため、建物の中心部分である柱や梁(はり)の部分に火が届くまではかなりの時間がかかります。
□まとめ
木の家が地震に対して強く、火災に対しても強いということに驚いている方は多いのではないでしょうか。
本記事が、家を建てる際の参考になれば幸いです。
木の家を建てたいと思った際には、ぜひ当社へお問い合わせください。