2021/11/03
木の家を建てようとお考えの方に耐震性が高いのかどうか気になる方はいらっしゃいませんか。
もちろん規定の耐震性基準値を満たしていますが、明確な数値がわからないと不安な場合も多いでしょう。
そこで今回は、木造住宅の耐震性評価基準と、耐震等級を高めるポイントについて解説します。
□木造住宅の耐震性評価を決めるものとは?
1階の柱や壁に沿う形で建物の土台を作る過程を基礎工事といいます。
木造住宅の基礎として一番多いのはべた基礎と布基礎です。
べた基礎は、鉄筋コンクリートで基礎部分を構成し、面で土台を作る形になります。
そのため、安定しやすく、耐久性も高まります。
布基礎は、建物の柱や壁の中にコンクリートを流し込む工法です。
柱や壁にのしかかる負荷が受け止めきれるようになります。
耐震評価を上げる要素には、住宅の重量も含まれます。
住宅全体の重量は耐震性を大きく左右します。
地震エネルギーは住宅の重量に比例するので、住宅の重量が大きいと揺れも大きくなります。
その点では、木造住宅は鉄筋コンクリートや鉄骨造りに比べて軽いので、揺れも小さくなるでしょう。
木造住宅の重量の割合を多く占めているのは外壁仕上げ材と屋根材です。
壁において耐震性の評価基準になるものは、風や地震といった横運動の力に耐えられる壁が多いかどうかです。
また、耐力壁の配置も重要なポイントです。
分散させて配置することで地震の衝撃も分散させられます。
バランスよく、必要な量の耐力壁を配置することがカギです。
床も耐震評価を上げるのに重要な役割を果たします。
水平後面のもつ耐力が高いと、耐力壁の効果と相まって耐震性を高められますよ。
□耐震等級を高めるポイントについてご紹介します!
壁全体に占める耐震壁の割合高くすることも大事ですが、耐力壁の配置を工夫することも重要なポイントです。
分散させて配置することで地震の衝撃も分散させられます。
四隅を支えるように配置したり、階層で耐力壁の位置を分散させたりするのが、バランスの良い配置といえます。
バランスよく、必要な量の耐力壁を配置することがカギです。
また、住宅の重量を軽くするために、外壁をサイディングに、屋根材をスレートにするのも良いでしょう。
□まとめ
以上、木造住宅の耐震性評価基準と、耐震等級を高めるポイントについてご紹介しました。
当社は職人が責任を持って施工しますので、安心してご依頼いただけます。
耐震性についてご不明・不安な点がございましたらお気軽にご相談ください。