2021/06/24
木の家で天然塗料を使用しようとお考えの方はいらっしゃいませんか。
天然塗料は、経年変化を楽しめたり、安全性が高かったりする特徴があります。
また、オイル系や油ワニス系など様々な種類があります。
そこで今回は、天然塗料の優れているポイントと種類を紹介します。
□天然塗料の優れているポイントとは
まず天然塗料とは、原料に合成顔料や石油を含まない塗料です。
そのため、天然の素材を主原料としています。
天然塗料の多くは、ドイツのメーカーで作られています。
しかし当社では、木に馴染みやすい特性を持つ国産塗料を推奨しています。
天然塗料の優れているポイントは以下の4つです。
・経年変化を楽しめる
・環境に優しい
・安全性が高い
・温もりがある
天然塗料を使うことで、木目を活かした温もりのある仕上がりになります。
また、時間が経過するに伴い、手触りや色合いが変化することも大きな特徴です。
木の呼吸を妨げることなく、室内湿度を快適に保ち、木ならではの深い味わいと温もりを醸し出します。
さらに、主原料が天然の成分なので安全性が高いです。
そのため、アレルギーを抑えられます。
□自然塗料の種類とは
自然塗料には様々な種類があるのをご存知ですか。
それぞれの成分などを押さえておくと、スムーズに選べるでしょう。
ここでは、自然塗料の種類を5つ紹介します。
1つ目は、オイル系です。
オイル系は桐油、荏胡麻の油、亜麻仁油、ひまわり油などの植物油を原料としています。
その中でも、油100パーセントのオイルと柑橘類の皮油、ガムテレピン油などを溶剤にしたものがあります。
ガムテレピンはマツ科の樹皮から取れる油です。
2つ目は、油ワニス系です。
ワニスをご存知の方は少ないでしょう。
ワニスとは、溶剤に樹脂を溶かしたものです。
樹脂から採取できるコパールや松脂などの天然樹脂を植物用油に溶かしたものです。
3つ目は、セラックワニス系です。
セラックは、昆虫のラック貝殻虫の分泌物を精製してできます。
それをアルコールに溶かしたものです。
4つ目は、ワックス系です。
これは、キャンデリア蝋やカルナバ蝋、蜜蝋を主成分にしたものです。
溶剤を加えて、扱いやすくしたものもあります。
5つ目は、オイルワックス系です。
これはシンプルでオイルとワックスを組み合わせたものです。
□まとめ
今回は、天然塗料の優れているポイントと種類を紹介しました。
天然塗料は安全性が高かったり、経年変化を楽しめたりする特徴があります。
また、油ワニス系やオイル系、ワックス系などの様々な種類があります。
木の家のことで迷っている方は、当社までお問い合わせください。