2021/06/20
木の家で真壁を取り入れようとお考えの方は多いでしょう。
一般的な住宅は柱が壁の内部にありますが、真壁は柱が露出しています。
また真壁は室内の湿度を調整するので、1年を通して快適に過ごせます。
そこで今回は、木の家における真壁の仕組みや特徴を詳しく紹介します。
□真壁造りの家について
真壁はどのような造りかご存知ですか。
真壁がある家は、柱が特徴的です。
通常の家は、家の柱が壁の内部に設置されています。
そのため、見えないようになっています。
その一方で真壁は、柱が露出しています。
柱と柱の間に壁を設置することで、住宅の機能を果たします。
また、真壁がどのような家で取り入れられているか気になりますよね。
真壁は、昔ながらの家に多く用いられる構造です。
通気性が良く、耐久性も高いです。
その他にも、真壁は年月が経つにつれ、木材の色合いが変わるので楽しめるでしょう。
変化を楽しむと家に対する愛着も湧きます。
木材の本来の美しさや変化を重視したい方におすすめです。
□真壁の特徴とは
木造軸組工法には、大壁と真壁の2種類があるのをご存知ですか。
大壁は表から柱が見えませんが、真壁は表から柱が見えます。
真壁では柱が露出しているので木が呼吸できます。
無垢の木には、吸放湿力があります。
それにより、部屋の湿度が高い時は湿気を吸い取り、反対に湿度が低く乾燥する時は湿気を出します。
このように1年を通して部屋の湿度を調整してくれるので、快適な空間を実現できます。
さらに空気が柱に接していることで、よく乾燥します。
つまり、建物の耐久力が高まり、家の長持ちに繋がります。
また、ユネスコの評価機関は「伝統建築工匠の技」を、「無形文化遺産」に登録するよう勧告しました。
これは日本の建築職人の技術が国際的に認められたことを意味します。
特にユネスコの提案では、土や木、草などの自然の素材で台風や地震に耐える構造が強調されました。
真壁は日本が世界に誇る伝統建築の1つです。
子どもに木のおもちゃが良いように、木の柱や床板に触れて成長する子どもは、感性豊かに育つと言われています。
真壁を取り入れて、自然の素材に触れながら毎日を快適にしましょう。
□まとめ
今回は、木の家における真壁の仕組みや特徴を詳しく紹介しました。
真壁は一般的な住宅の柱と異なり、壁の内部ではなく露出しています。
また、真壁は室内の湿度を調整するので、1年を通して快適に過ごせます。
当社はお客様の理想の住宅を実現しますので、ぜひお問い合わせください。