2021/06/01
木の家に起きる経年変化についてご存知でしょうか。
木の家の醍醐味は住む人の暮らしに馴染んで共に歴史を刻むところにあります。
経年変化の魅力を知ることで、より一層お家に愛着を持てますよ。
今回は木の家の経年変化が生じるメカニズムと、その魅力を解説します。
□木の家に経年変化が起きるのはなぜ?解説します!
木の家に経年変化が起きるのはなぜかご存じでしょうか。
当たり前だと考えている方も多いかもしれませんが、そこには自然科学の神秘があります。
結論から言うと、木の家に経年変化を生じさせる主たる要因は光です。
詳細には、光に含まれる紫外線が要因です。
木に含まれるリグニンという成分は光に含まれる紫外線を吸収して分解します。
リグニンは紫外線を分解すると変性します。
リグニンが変性することで木の見た目にも変化が起きるのです。
□木の家に起きる経年変化の魅力を3つご紹介します!
では、経年変化の魅力とは具体的にどのようなものがあるのでしょうか。
ここでは、木の家に起きる経年変化の魅力を3つ解説します。
1つ目は、色合いに変化が起きることです。
無垢材の木は、経年変化により色が美しく変化します。
10年住むと必ず分かりますが、全く同じ色に変化をする木材はありません。
色が濃くなる木材も、反対に明るくなる木材もあります。
人工的な塗料で着色された家具では決して見られない、変化の色や素材本来の色を楽しめます。
2つ目は、傷が醸成する深い味わいです。
無垢材の木のフローリングと普通の合板フローリングでは傷の見え方も大きく異なります。
合板フローリングに深い傷がついてしまえば、板の中の集成材が剝き出しになってしまう場合がありよく目立ちます。
一方で無垢材の木のフローリングは、垂直方向に貼り合わせがない1枚の板です。
そのため、深い傷がついても板の色や素材も変わらないので目立ちません。
細かな傷もご家族の暮らしの歴史を感じさせる要素となります。
3つ目は、ツヤの変化です。
新築の頃は無垢材の木は色が淡かったり、自然本来の色のムラがあったりします。
初々しかった無垢材も時間をかけて使い込むことで、表面が磨耗されて重厚な雰囲気が出てきます。
時間を感じさせる深みのある美しいツヤは、自然本来の木でしか出せません。
□まとめ
木の家はご家族の暮らしを見守りながら、ゆっくりと共に経年変化していきます。
唯一無二のお客様のお家ならではの変化の仕方を楽しんでみませんか。
モデルハウス見学も随時行っておりますので、ホームページよりお気軽にご予約ください。