2019/11/03
名古屋で無垢材を使って注文住宅を建てると、どんなメリットがあるのでしょうか。
無垢材のメリット
無垢材は、普通の木材と比べて温かみのある質感が特徴です。
天然木から切り出した無垢材は、それぞれ木目や色などが少しずつ違うため、自然な木の雰囲気が感じられるところに魅力があります。
また、無垢材は年月を経るごとに味わいを醸し出します。
無垢材は年月とともに少しずつ変化していくため、色が濃くなったり木目が目立ってきたりするのを楽しめます。
無垢材には家の中の湿度を調節する作用があります。
部屋の湿度が高ければ湿度を吸収し、湿度が低ければ無垢材が水分を蒸散させて、室内の湿度を快適に保てます。
また、無垢材をフローリングに使うと、熱伝導率が低いために冬でも暖かく過ごせます。
一般的なフローリング材は合板なので、薄い板を貼り合わせるのに化学接着剤が使われています。
この化学接着剤が有害な物質を放出するため、近年問題になっているシックハウス症候群などの健康被害を起こすおそれがあります。
これに対して、無垢材フローリングは合板ではなく丸太から切り出されたままなので、化学接着剤を使用していません。
そのため、住む人にやさしい建築材となっています。
無垢材のデメリット
無垢材は、普通の木材や合板に比べて価格が高いのが難点です。
無垢材は必要な大きさの板を丸太から切り出して作るため、作れる数に限りがあり、価格が高いです。
ちなみに、合板は端材を使って貼り合わせるので安く作られます。
ただし、無垢材は外気の湿度の影響を受けやすいため、梅雨などで長雨が続くと湿気を吸って膨張し、空気が乾燥すると収縮します。
そのため、季節によっては変形によって隙間ができるなどの問題が発生します。
天然木の特徴を生かすため、無垢材には表面に塗装がされていません。
そのため無垢材の場合、表面に汚れや傷がつきやすいです。
まとめ
今回は、無垢材を使って注文住宅を建てる際のメリットについてご紹介しました。
無垢材は普通の材木と比べて温かみがあります。
天然木から切り出しているので、木目や色が全部違うために独特の風合いが感じられます。
また、無垢材は月日がたつごとに変化していき、味わいを楽しめます。
さらに無垢材には室内の湿度を調整する作用があり、冬でも暖かく化学接着剤を使わないのでシックハウスなどの弊害もありません。
しかし、無垢材は値段が高く変形しやすいという難点があります。
また、表面に塗装をしないので、汚れやすく傷つきやすいという問題もあります。