2019/08/22
「木の家は地震に弱いから地震対策をしたいけど、するべきなのは耐震?免震?それとも制震?」
「家の特徴に合った地震対策って、種類がたくさんあって分からない…」
このように、頭を抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
地震大国である日本では地震が頻発しており、対策をしていないといざとなってからでは遅いですよね。
そこで今回は、木造住宅をお考えの方に向けて、地震対策に適した建築構造について詳しくご紹介します。
耐震・免震・制震とは
地震対策は、主に耐震・制震・免震の3種類に分けられます。
これらは建築物の構造を認識することで地震対策として役立ちます。
また、地震が起きた際はそれぞれの建築方法によって震動の受け止め方が異なります。
そこでそれぞれの特徴についてまとめました。
耐震
耐震とは、住まいの構造体そのものの強度を高めることで地震の揺れに耐えて倒壊を防ぐようにデザインされた構造を指します。
最も一般的な地震対策の構造として取り入れられている方法です。
免震
免震とは、建物の基礎部分に架台を組み、1階の床と地面との間に空間を設け「免震装置」を入れることで、建物に直接揺れを伝えないようにデザインされた構造を指します。
免震は効果的な対策ではありあますが、3つの種類の中でも最もコストがかかります。
また、敷地の形状や設計を考慮するので、かなり制限が多くなり、免震ができる家は限られてきます。
制震
制震とは、建物に組み込んだ制震装置を利用して地震のエネルギーを吸収することで、揺れを抑制するようにデザインされた構造です。
免震と異なり、敷地や設計上での制限が少なく安価で設置できたり、連続する余震にも繰り返し効果を発揮したりする、2つのメリットがあります。
その他の地震対策としての補強工法
ハイブリッド構造
地震で建物に大きな力がかかったとしても、その力をバランス良く分散させて逃がすことができる構造をとるため、建物が変形しづらい特徴を持っています。
メリットは、騒音・振動・粉塵を極力軽減できるため、建築後の建物に住みながら工事できる点です。
また、工事期間は短く、簡単に既存建物に取り付けられます。
まとめ
以上、木の家での地震対策に適した建築構造についてご紹介しました。
今回の記事を参考にしてみてください。
また、当社には木材建築全般について詳しいスタッフが多数在籍しております。
地震対策以外で木の家についてご質問やご相談がある場合、名古屋やその近隣にお住いの方は、ぜひお気軽に当社にご相談ください。
みなさまの当社のご利用、心よりお待ちしております。