2019/05/28
「木の家は温もりがあっていい」
よくこう言われますが、温もりという言葉は少々抽象的ですよね。
では温もりとは具体的にどのようなものなのでしょうか?
また、天然木材を使用すればどのような楽しみ方ができるのかご紹介していきます。
触れた時の優しい感触
木の大きな特徴として、自然の肌触りと、優しい木目の雰囲気があります。
四季がある日本の気候には、日本の風土で育った国産ヒノキなどが適していると言われます。
ヒノキは木目が美しく耐久性に優れており、高価ですが湿気に強く爽やかな香りを持っています。
また消臭効果・抗菌性・抗アレルギー効果もあります。
鉄骨の場合、柱から冷えるような感じがありますが、使用者の感想としても木造の方が室内が暖かいという感想があります。
一般的な充填断熱方式の場合は、柱と柱の間の壁の部分には断熱材が入っていますが、柱や梁の構造部分は断熱材がなく「ヒートブリッジ」という熱を伝える橋になっています。
そこが木なのか鉄なのかによって熱伝導率に差が出てきますので室温にも影響してきます。
経年変化
年月が経つにつれ柱、床、壁、天井などが変化していくことです。
自然素材で作られた木の家は年月が経つにつれ味わい深く変化していきます。
ヒノキはもともと白身と赤身にあまり色の差がないですが、経年変化とともにその色の差はなくなり徐々に綺麗な飴色に変化していきます。
新築から10年経ってもさらに味わい深くなる木材をお楽しみください。
光を優しく感じられる
鏡や金属のように光を強く反射する物体は目を疲れさせますが、木は人が心地よいと感じる50%程度の反射率です。
さらに、有害な紫外線をほとんど吸収してくれるのも嬉しい点です。
また、木は適度な吸音性を持っています。
木造の建築物は最適な残響時間を作りやすいのでコンサートホールでも木材が多く使用されています。
木視率の高い家に
木のぬくもりを感じられる家は「木視率」が高いです。
「木視率」とは部屋を見渡した時に目に入る木の量のことです。
一般的な住宅が20%なのに対し使用木材の80%が目に見える工法で作られる「まほろばの家」は木の恵みを体いっぱいに感じることができる木の家です。
まとめ
以上、天然木材の楽しみ方についてご紹介しましたがいかがだったでしょうか?
暖かみのある家を建てるには天然木材をふんだんに使い木視率を高めるのがコツだと言えるでしょう。
ぜひこの記事を参考にしていただきお役立てください。