2019/05/16
家の材料は木とコンクリートの2種類に分類できますが、どちらで建てようかお悩みの方もおられるかと思います。
今回は子供のためにも、健康を重視したい家づくりに興味がある方に向けて紹介していきます。
健康面での安心
健康面での影響を示すデータとして1986年に静岡大学で行われたマウスの実験があります。
それぞれ木・金属・コンクリートで作った箱に入った子マウスの23日後の生存率を調査しました。
木の箱では85,1%、金属の箱では41%、コンクリートの箱ではわずか6,9%でした。
さらにマウスの成長率は木製の箱で育ったマウスの方が他の箱よりも2倍も高いという結果が出ました。
シックハウス症候群
また、シックハウス症候群は大丈夫か?という疑問をお持ちの方もおられるかと思います。シックハウス症候群は、居住者が建物室内の化学物質による空気汚染が原因でめまいや吐き気、呼吸器疾患などを起こす症状のことです。
最近の住宅では無垢材だけを使用することが少なくなり、合板や繊維板が多く使用されており、これらの材料に使用されている接着剤には有害なホルムアルデヒドが含まれていることがあります。
一般的な住宅の場合、部屋を見渡した時に目に入る木の量、「木視率」が20%なのに対し、使用木材の約80%が目に見える工法で造られる「まほろばの家」であればシックハウス症候群の心配もありません。
ダニ・カビに強い
木の香りには細菌効果があります。
しかし殺菌効果があるのは香りだけではありません。
木そのものにも殺菌効果があります。
木自体にダニやカビなどの増殖を抑える効果があり、長い時間を過ごす家の建て材としては最適です。
また、ヒバやヒノキの精油成分である「ヒノキチオール」は100~1000ppmの濃度でカビ類、大腸菌といった細菌類の増殖を抑制します。
それに加え、木の持つ調湿作用によって結露やカビも防止でき、空気を綺麗で快適に保つことができるのです。
アトピーや喘息のお子様に優しい住宅環境とは
アトピーのお子様に最も良いと言われているのはやはり自然素材、天然素材により室内空気環境の整った住宅です。
普通の安い木材よりも少し高いですが、自然の木材には喘息や皮膚炎を抑える効果があります。
ヒノキ‥皮膚の炎症を抑え、鎮痛作用がある。
マツ‥喘息の発症を抑える効果、殺菌作用がある。
スギ‥香りに鎮痛効果がある。
まとめ
以上木の家についてご紹介しましたがいかがだったでしょうか?
ぜひこの記事を参考にしていただき、お役立てください。